2023年09月20日

備えあれば憂いなし

「備えあれば憂いなし」はさまざまな場面で用いられる慣用句、「前もって準備しておけば、何か起こったとしても心配ない」という意味ですよね

この憂いとは うれい〔うれひ〕【憂い/愁い/▽患い
1 予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。「後顧の―」
2 嘆き悲しむこと。憂鬱 (ゆううつ) で心が晴れないこと。うれえ。「―に沈んだ顔」

要するに 備えをしていれば 何か起こっても 大きな災害に遭っても 落胆しない 溜息をつくことが無い 準備をしていて助かったと、安堵すると言う諺

Be prepared 備えよ常には、まさに 備えあれば憂いなし

大きな災害が起きた時 多くの方は 想定外だった 思いも寄らなかった・・こんな筈じゃ〜・・とガッカリ 落胆される 憂い 愁い 患い ・・・・・
そう成らない様にしておく 準備をしておく事で 大難が中難に 中難が小難に 小難は何事も無かったかの様に感じられます。

ただ 何事も無く平穏なときには その準備・想定と対策は 一見無駄・・・な事にも感じたり そこまでする必要が有るのか?と 疑心暗鬼になることも 不安に成ったり 軽く思ってしまったり・・有ると思います。

だったら 備えよ常に 備えあれば・・の術を平時 何事も無い時に 楽しい異にすれば良い訳ですよね
前回の記事  棒まきパン(ダンパー) 空き缶で炊飯 野外調理法は 災害時に役に立つ術ですが 平時何事もない時の家族や友人とのレジャーキャンプでは一つの楽しいイベントに成ります。
お子さんから お父さんカッコ良い〜 とか、友人や仲間とのレジャーには 〇〇さん凄い!に成るかも・・

サバイバル術(法)は、survive 生きる為の survival 生存するtechnique 術です
それらには 応急処置や救急法 野外料理 材料が無ければ食材の捕獲 食べられる草や木の実 飲み水の確保 火付け法 紐結びロープワーク等など・・加えて 安眠出来る塒を作る術 更には落ち着いて排泄が可能な場所の確保・・・これらは 学び方使い方で 一味違うキャンプ術にも成ります。

色々な媒体で 避難用品などの一覧や 装備を紹介していますが それらに加えて これが有ると あれが有ると 寄り助かる役に立つ物が沢山あります
家族や友人・仲間と 色々と考え備えて置くと 若しもの時 大変役に立ちます 備えよ常に・・・


【むこうのお山】(アルプス一万尺の替え歌)
1.むこうのお山に 黒くもかかれば
  今日はきそうだ 大夕立
  そなえよ常にだ 干し物片付け
  テントに雨水 入らぬように

2.ひちときわ吹き来る 涼しい風に
  パラ パラ パラッ と大粒雨
  パラ パラ パラ パラ
  パラ パラ パラ パラ
  ザザザザ ザザザザ
  ザザザザザーザー

3.テントの中は 金城鉄壁
  雨でも槍でも 苦にゃならぬ
  サアサア 歌いましょ
  ララララ ララララ
  ララララ ララララ
  ラララララーラー




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ペット同行避難について
posted by 自助・共助 at 17:12| Comment(0) | information 情報

2023年09月17日

棒まきパン(ダンパー)野外調理法

前回の記事 災害時 避難生活での 野外調理法 空き缶で炊飯 でした。
今回は お子さんが喜ぶお惣菜パンについてお話します。

避難所での配給品はお弁当やお握り 乾パンなどでお子様にとっては つまらない食材ですよね
そこで 野外でも作れるパン ダンパー(英: Damper)オーストラリアの伝統的なソーダブレッドの紹介です。
本来は 焚き火の炭の中に入れて焼くパンなのですが 食べ易さ お子様と楽しく出来る事から 棒に巻きつけて焼きます

ダンパーのレシピは 小麦粉・塩・砂糖・ベーキングパウダー(重曹・炭酸など膨らし粉)牛乳 を使うのが一般的ですが より美味しいパンを作るためには イースト菌を使用しました。
ボール等で 全ての材料を練り 生地を作ります 

クッキングシート

一時醗酵した生地

外抜きをして切り分け様に伸ばす

1人分の生地にベーコン

棒の周りに捩じり巻き付けします
シリコン製のクッキングシートは巻いて小さく保管が出来るので嵩張らず 災害時の避難用具の1アイテムとしてお奨めです


参加者の皆さんも棒にまきつけ

若干生地が柔らかいので苦労しています

棒に巻き付け竈の上に
今回は楽しく学んで頂こうと 施設のミニ囲炉裏で焼きましたが 災害時は長い棒の先に 捩じり付け 焚き火の上で焼きます

くるくる回しながら焼きます

表面が狐色に
指で生地を押して弾力を感じられたら 焼き上がりです 画像を見ると 竹輪を焼いているように見えますね・・・笑

試食
焼きあがった棒パンを試食です。  
マーガリンや蜂蜜をぬって食べると 更に美味しいですよ。
このダンパーは キャンプなどで、夜の炊事後の炭に入れて焼いておき 翌日の朝食ブレッドとして ソロキャンプなどで 棒に巻き付けて焼けば 食器も不要なのでお勧めです。

災害時の避難用具には とりあえず持ち出す用品と 後で取り出す用品と 複数に段階的に作り保管しておくと良いですね 避難用品に付いて 別の記事で紹介します。

おまけ・・・・
米粉で作るみたらし団子を 作りました 

おやつにみたらし団子
これも 野外料理としての作り方を覚えておくと 長期に渡る避難生活では楽しい時間を作るのに良いと思います。

災害時 心身を保つ為には 生きるための三原則「喰う」「出す」「寝る」が一つでも欠けると 辛い避難生活に成るので 色々と事前に準備しておくことが大切ですね



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ペット同行避難について
posted by 自助・共助 at 20:58| Comment(0) | technique 術

空き缶で炊飯 野外調理法

350mlの空き缶を利用しての炊飯を紹介します。

大規模災害時 ガスも電気も水道も止まっている・・・家屋も崩壊 勿論台所は使用出来ない
そんな状況でも 温かいご飯が食べられれば 少しは元気が出ますよね。

家屋が崩壊しても 何とか炊事用品や食料品は掘り出せれば 調理が出来ますが 先ずは有り合せの物で炊飯

用意する物は 350mlの空き缶・アルミホイル・お米と飲み水 電気の止まった冷蔵庫から食べられそうな食材を少々取り出して準備
竈は、ブロックと網 側溝のグレーチングで代用 

空き缶の上蓋を切り取り お米を1号分入れる(350ml缶の半分約180mlで一合)水をお米が被る低度入れて 上下にカシャカシャ洗米 水を捨て 
今度は缶の深さの3分の2程度の水(350ml缶の半分約180mlで一合)を入れる 
アルミホイルで蓋をして 竈の網の上に
電気の止まった冷蔵庫は必要な物を取り出し直ぐに閉めれば暫くは保存が出来る
鶏肉と野菜をアルミホイルに載せ 塩コショウ降り 包んで網の上へ
ご飯のアルミ缶蓋のアルミホイルに 爪楊枝低度の小さな穴を開けておくと 吹き上がりが解り安い 概ね25〜30分 吹き上がりが止ったら 釜から移動して蒸らす
おかずのアルミホイル包みも ブツブツ音がして美味しい臭いがして来たら 粗焼きあがる
空き缶ご飯とホイル焼きの完成です



凄く簡単な調理法なので 家族のレジャーキャンプで、お子様と体験しておくと良いと思います。

350mlのアルミ空き缶は 内容量が若干の空洞部分が有るので360ml 一合は180ml 空き缶半分で一合
缶に一合分のお米を入れ 同量の水一合を入れると 米の間に水が入り 空き缶の3分の2程度に納まります
アルミホイルで蓋をして 炊き上げると丁度缶一杯のご飯が炊き上がります。
一合分のご飯を炊く為に作られた様な簡易のお釜ですよね・・・・笑 


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ペット同行避難について
posted by 自助・共助 at 07:26| Comment(0) | technique 術